現場で役立つ！第2種電気工事士の取得方法と活かし方を熱く語る【くらし工房南さつま店の実体験ベース】

まずこの資格がどういうものなのか、簡単におさらいしましょう。

第2種電気工事士（略称：二電工）は、電気工事士法に基づく国家資格です。主に以下のような一般住宅や小規模店舗などの600V以下の電気設備工事を行うために必要です。

◎ 具体的にできる作業の例

照明器具やスイッチの交換

コンセントの新設や移設

エアコンの専用回路工事

ブレーカーの交換・分岐回路の増設

私たちハウスクリーニング業者にとっても非常に重要な資格であり、これがあることで業務の幅が広がるだけでなく、お客様からの信頼も格段に上がります！

受験資格

誰でも受験可能（年齢・学歴・職歴不問）

試験の流れ（年2回）

上期：筆記（5月）＋技能（7月）

下期：筆記（10月）＋技能（12月）

試験内容

筆記試験（マークシート・理論と法規、配線図など）

技能試験（実技配線作業）

① まずは筆記試験対策！基礎理論を叩き込む

筆記試験では、以下のような内容が問われます。

電気の基礎理論（オームの法則など）

配線図記号の読み取り

器具の名称と用途

電気工事の施工方法と法律

◎ おすすめの勉強法

過去問を繰り返す！　過去10年分の問題を繰り返し解いて、パターンを覚えます。

電気書院やオーム社の参考書を使用　解説が丁寧なので初心者でも分かりやすいです。

YouTubeで無料講義を見る　「オーム社公式」「電工試験王」など、無料でわかりやすい講義が多数！

② 技能試験対策！手を動かして体で覚える

技能試験では、13問の候補問題のうち1問が出題されます（公表されているので事前に練習可能）。

◎ 必須アイテム（工具セット）

電工ナイフ

ペンチ・ラジオペンチ

圧着工具

ストリッパー

ドライバー各種

VVFストリッパー（あると便利）

◎ 練習方法

13問すべて練習する　パターンは限られているので、1日1問×2周が理想。

時間制限（40分）を意識して練習

YouTube動画で手順を学ぶ（「電工魂」「二電工道場」など）

現場に出ると「VVFケーブルの被覆を剥く」「ジョイントボックスを通す」など、この練習がそのまま実務になるので、資格を取った後にも大きく役立ちます。

筆記試験：60〜70％

技能試験：65〜75％

比較的、取得しやすい国家資格です。電気工事に従事している人は普段の仕事の知識と試験範囲が重複しているので合格率も高い印象です。逆に普段、別な仕事をしている人は覚えることが多いため難易度が高くなる印象です。技能試験については普段の仕事で電気工事を行なっている人、日曜大工やプラモデルなどのモノ作りが好きな人が技能試験で落ちるイメージはないです。

しっかり勉強すれば合格できる資格なので頑張っておきましょう！仮に今年、不合格でも来年・再来年モノにできれば上出来です。

ここまで資格取得方法を説明してきましたが、資格はあくまで「スタートライン」にすぎません。現場で作業して経験を積み重ねて実力はついてきます。

私自身も高校生の時に資格をとって知識はあったものの前職のホテルの建設会社に入って作業するまでものづくりの能力はありませんでした。

お金を稼げるレベルになるには時間がかかります。コツコツ行きましょう！！

第2種電気工事士は、こんな未来を切り開いてくれます：

フリーランスでの電気工事業

空き家再生の電気工事DIY

エアコン業者とのコラボ業務

家族や友人の電気トラブル解決

地方で仕事をしたい方、家業のハウスクリーニングに電気工事をプラスしたい方にとっても、強力な武器になります。

２軸の技術を持つ弊店に生まれた強みを記述します。１、エアコンの取り付け、販売〜クリーニング〜撤去までを一貫してできる２、ハウスクリーニングと併せて電気工事が請け負える。　賃貸物件の空室清掃に入って配線器具の破損があれば交換も速やかに請け負えるので家主様の手間を減らせます。３、電気製品の見積りを出せる。　ウォシュレットや浴室換気扇の修理や交換の見積を出せます。

「電気なんて難しそう…」「自分にできるかな…」そんな不安があっても大丈夫。その一歩が、未来を変えます。技術は一生もの。資格は信頼の証。

誰だって最初は初心者です。

学ぶのに遅すぎることはありません。電気の知識と技術を手に、地域に必要とされる職人を一緒に目指しませんか？

もし、「第2種電気工事士を取りたいけど、どこから始めればいいの？」「道具はどれを買えば？」などのご相談があれば、くらし工房南さつま店までお気軽にどうぞ！

地域の方の学び・仕事の手助けになればと思っています。