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「“どうやって作業しているんだろう?”
そんな疑問にお答えするために、スタッフ向けの作業マニュアルを公開しました。
実際にスタッフが現場で使っている内容なので、作業のポイントや工夫をそのまま知ることができます。
透明性のあるサービスを、どうぞ安心してご利用ください。」

使用する資機材,薬剤

使用する資機材一覧

・ 不織布スポンジ・ メラニンスポンジ・ スティックスクレーパー・ カーボンスクレーパー・ バケツ・ マイクロファイバークロス (5~10枚)・ マスカー550・ 養生シート・ 腰袋道具一式・ バキューム・ 鏡用ダイヤパット・ 仕上げ用ダイヤパット・ 吸水クロス・ スクイジー・ ステンレスブラシ・ ナイロンブラシ・ 浴室エンボス用ブラシ・ バスブーツ・ 浴室用パット台 (黄色)

使用する薬剤一覧

[ アルカリ性洗剤 ]・ ケミクール(100倍希釈)・カビキラー

[ 中性洗剤 ]・ バスマジックリン

[ 酸性洗剤 ]・ 研磨剤・ カルシウム系スケール・ シリカスケール

[ その他 ]・ 親水コート

大まかな作業の流れ

サービス前確認事項

事前確認(機能動作・破損個所)

モノ移動(作業スペース確保)

周辺養生

浴室内全体の水養生

壁面洗浄

扉まわり

天井洗浄

浴槽洗浄

床面洗浄(排水溝込)

パーツ洗い

蛇口まわり



全体拭き上げ / 乾燥

手直し

仕上げ / モノ戻し

運転確認 / 作業後説明

作業の流れ

1. モノ移動(作業スペースの確保)

作業妨げとなる物を外へ。イス/オケ/フタも外へ。

許可を得て写真撮影。

無理に動かさない・衛生配慮・照明カバーは外さない。

2. 周辺養生

洗面所側の養生(マスカー550、二重で広め)。

床に糸入り養生シート、扉枠にテープU字、マイクロファイバークロスを扉手前に2–3枚。

テープは金属/樹脂に。貼付面は乾拭き後。

3. 浴室内全体の水養生

水で全体を濡らして薬剤ヤケ防止。

お湯の方が望ましい/天井にはかけない/扉外側・枠も少量。

4. 壁面浴槽洗浄(1/2)

資機材

不織布スポンジ / メラニンスポンジ / サッシブラシ / マイクロファイバークロス / バケツ

薬剤

ケミクール

工程

体洗い場の壁面

正面(鏡側)壁面

すすぎ

浴槽側3面→すすぎ

浴槽全体洗浄→すすぎ

汚れ多箇所に薬剤塗布・つけ置き

ポイント

洗い場から円を描くように順序徹底。まずは粗取り。強い汚れ箇所を把握する。

5 壁面浴槽洗浄(2/2)

ケミクールを不織布スポンジに塗布し、対象面をなで洗い(全箇所)。

洗剤と水気で汚れをふやかします。

建具と洗浄(推奨)

艶あり樹脂 → マイクロファイバークロス

艶なしFRP → 不織布スポンジ

タイル → 不織布スポンジ+少量研磨剤

樹脂系タイル → 不織布スポンジ

浴槽 → 不織布スポンジ

ステンレス浴槽 → メラニンスポンジ

シャワーホース/排水栓(ゴム) → 不織布スポンジ

角や隅 → サッシブラシ+スティックスクレーパー

浴室扉枠 → メラニンスポンジでやさしく

扉アクリル板 → 浴室エンボス用 or ナイロンブラシでやさしく

注意

鏡面壁+新品不織布スポンジは傷の恐れ。洗剤の直がけNG。擦る方向は下→上でヤケ防止。

6. 石鹸カスの落とし方

まず最上層の石鹸カスをお湯とケミクールで柔らかくする。

流水で流しながらステンレススポンジで軽くこする

厚膜はガラススクレーパーで除去後、洗浄する。

6. 水垢(カルキ)の落とし方(1/2)

手順

固着水垢をガラススクレーパで平行に削る。

汚れに尿石落としを塗布し、研磨剤を用いて擦る。

水垢にリン酸を塗布して20〜30分つけ置きしマイクロスクレーパーで削る。

6. 水垢(カルキ)の落とし方(2/2)

蛇口削り→カルシウム系スケール→サッシブラシ(2–3回)。先端は目視・触診で確認。

シャワーヘッド

削り→カルシウム系スケール→サッシブラシ(2–3回)。全体はメラニンスポンジでやさしく。

扉まわり

削り→カルシウム系スケール→サッシブラシ→最後にメラニンスポンジ。

浴槽ふち / タオル掛け

カーボンスクレーパー→カルシウム系スケール→不織布スポンジで複数回。

6. 水垢(カルキ)— 壁面

手順

壁面:不織布スポンジ+カルシウム系スケールで擦る。

残存時:不織布スポンジに少量研磨剤+水で泡立て研磨力を落とし、カルシウム系スケール併用→十分すすぎ。

なお落ちない場合:シリカスケール塗布→浴室エンボス用ブラシ(硬面)で擦る。

注意

艶あり壁に研磨剤NG/新品不織布スポンジは傷の恐れ。

薬剤は不織布スポンジに付けてから。

擦り方向は下→上(垂れ跡焼け防止)。

7. 扉まわり

扉外枠・スイッチパネルをマイクロファイバークロスで水拭き。

汚れに応じてメラニンスポンジや浴室石鹸カス。油・ヤニが多ければケミクール(100倍希釈)。

カルキは削り→カルシウム系スケール→サッシブラシを2–3回。

通気口はスティックスクレーパーで埃塊除去→必要に応じてカルシウム系スケール。

注意:外枠上部の拭き忘れ注意/薬剤の直がけNG/三枚扉は外して洗浄。

8. パーツ洗い

パーツ | 資機材 | 薬剤 | 補足 ||
換気扇カバー・フィルター | 不織布スポンジ / マイクロファイバークロス | 浴室石鹸カス / ケミクール(100倍希釈) / カビ取り剤 | 素材傷注意、洗後すぐ乾拭き戻し
|| 小物入れ | 不織布スポンジ / サッシブラシ / スティックスクレーパー | 浴室石鹸カス / カルシウム系スケール / 研磨剤
|| 給湯部カバー | 不織布スポンジ / カーボンスクレーパー / マイクロスクレーパー | カルシウム系スケール

9. 蛇口まわり

資機材

不織布スポンジ / メラニンスポンジ / スティックスクレーパー / ミニスクレーパー / サッシブラシ

薬剤

ケミクール/ カルシウム系スケール / 研磨剤

手順

蛇口全体を浴室石鹸カス+不織布スポンジで洗浄。

金属部分は不織布スポンジ+研磨剤で研磨(カラン・手すり・タオル掛け等)。

ハンドルはメラニンスポンジで磨き上げ。

背面給水口は削り→カルシウム系スケール→サッシブラシ(反応促進)。

ポイント

酸性は金属ヤケ注意。ハンドルのアルミメッキに研磨剤は不可。

9. 蛇口まわり—シャンプー台

1. 浴室石鹸カスを使用して、青パットで擦る。工程を念入りに行い、可能な限 り、この方法のみで終わらせる。

→ 石鹸カスの塊が多い場合は、カーボンスクレーパーで傷がつかないように優しく削り取っ てから上記の方法で洗浄する。

2. シャンプー台の裏面の汚れも同様の方法で洗浄する。 → カビに関しては、後々でカビ取りを行う。

注意点

• 石鹸カスの量が多く、残っていることが多いので、目視のみならず、 手触りでも確認すること。

• 爪白いもやが反射しなければ除去できていると考えること。

10. 天井洗浄

マイクロファイバークロスにカビ取り剤を塗布して拭き上げ。

水拭き。汚れ強い箇所はメラニンスポンジでやさしく。踏み台使用で安全確保。

ポイント:水垢=メラニンスポンジ、カビ=カビ取り剤。ゴムパッキン黒カビはつけ置き。

11. 床面洗浄(排水口込)

排水口:分解してカビ取り剤+サッシブラシ+不織布スポンジ。必要に応じケミクール、塩素。浴槽内排水口も忘れず。

床:浴室石鹸カス+ステンレスブラシで目地に沿って全体。流水しながら仕上げ。材質次第で不織布スポンジ+研磨剤。

※ カラリ床は中性洗剤のみ(ただしシリカスケールは可)。

12. 鏡(1/2)

事前にスーパーナインで5分程度のつけ置きを1–2回。

手順パターン1

留め具周りの水垢をガラススクレーパーで除去。

鏡面を下から横へ、不織布スポンジ+研磨剤で力強く擦る(泡が減ったら研磨剤追い)。

スクイジーで水切り。残存時は再度。

小範囲を確実に仕上げ、音の“キュッキュ”を目安に。

手順パターン2

少量の流水をかけつつ浴室用ダイヤパットで下から横へ磨く。

スクイジーで水切り→新ダイヤパット→流水。

②を3回ほど→スクイジーでしっかり水切り→さらにダイヤで仕上げ。

12. 鏡(2/2)ポイント

順番厳守(傷防止)

不織布スポンジ+研磨剤

手袋+研磨剤

浴室用ダイヤパット+水

注意

鏡にシリカスケールはNG。

フィルム有りは傷・剥離リスク。作業前に確認。フィルム付は不織布スポンジ+少量研磨剤(泡立て)でやさしく。

コーティング鏡はコート剥離の恐れ:カルシウム系スケール+不織布スポンジで優しく。

13. カビ落とし

サッシブラシ+カビ取り剤でパッキン等のカビ除去。

壁面全体は不織布スポンジやマイクロファイバークロスでカビ取り剤を塗布して仕上げ。

ポイント

カビ取り剤/カビスポットのつけ置きは10分以内。3回まで。

14. 全体拭き上げ / 乾燥 / 手直し(一次)

つけ置き箇所を洗い流し、水気をスクイジーで切る。

残滴は吸水クロスで除去。

浴室乾燥機能→乾拭き。床も乾拭きで完全乾燥。

注意

マイクロファイバークロスは吸水少→吸水クロスを主役に。

金属は水気残し厳禁(白残り見栄え悪化)。

汚れを見つけても一旦全面拭き上げ優先。

15. 手直し(二次)

完全乾燥後に再チェック。濡れていると見えなかった汚れを除去。

下から覗き込み目線で:カラン裏/シャンプー台裏/鏡・壁・浴槽ふちの水垢(触ってザラつき確認)。

注意

ピンポイントで濡らさずに対応。排水口の残渣最終確認。妥協しない。

16. 仕上げ / モノ戻し

仕上げ剤を床・浴槽内・鏡・ガラス以外にマイクロファイバークロスで塗布。

お客様確認。

私物はマイクロファイバークロスで軽清掃しながら戻す。

元位置+見映え良く(ラベル正面・ディスプレイ意識)。

ポイント

シャワーは一番低い位置/ランドリーパイプ元位置/蛇口は90°or180°で整列/浴槽栓は閉める。

モノ戻し後に資機材・薬剤を片付け。

17. 運転確認 / 作業後説明

落下物・残渣の再確認。

お客様に仕上がり確認。

どうしても落ちなかった汚れは「理由」を明確に説明。

指摘の落とせそうな汚れは即手直し。

清潔維持のアドバイス。